第3話:モデル作り(その1)

デザインも決まり、いよいよ実物を作る段階になりました。
ムークでは、通常 縮尺モデルは作らずに1/1モデルをいきなり作ります。

1/1でいきなりモデルを作るメリットは・・・・
(1)細かいところじっくり検討できる。
(2)開発期間を短縮できる。

逆に、デメリットは・・・・
方向性が決まっていない状態で1/1モデルを作ってしまうと、何回もやり直す羽目になってロスが生じる。
・・・というところでしょうか。

次に、実際にモデル作る方法についてお話します。
モデルを作る方法はいろいろありますが、ムークでは大きく分けて2つの方法を主に使います。

(1)クレイ(粘土)でモデルを作る。
マスター型までの手間はかかりますが、デザイン検討が十分出来ため、品質高いものを作る時はこの方法が適しています。

(2)いきなりマスター型を作る。
発砲スチロールやFRP、ケミカルウッドなど使っていきなりマスター型を作ります。何といっても手間が省けるのがメリットですが、デザインの変更は大変!

今回は、メーカーレベルのものを要求されているため、(1)の『クレイ』でのモデル作りとなりました。モデル作りのステップは、下記のとうりである。

STEP1.クレイによる評価モデルの作成

STEP2.石こう取り

STEP3.マスター型作成

次回より、いよいよ実際の作業の様子を写真を交えて紹介していきます。
今回は画像が無くてすみません。

それでは!…次回に続く